「里海ボードゲームで学ぼう講座」を開催しました!
- 日時 令和7年2月23日(土)14:00~16:00
- 会場 丸亀市生涯学習センター(丸亀市大手町)
- 進行 井下 由美 氏、𠮷岡 忠助 氏(里海ゲームを活用したファシリテーション講座修了生)


2月23日(日)、丸亀市生涯学習センターにて、「里海ボードゲームで学ぼう講座」を開催し、11名が受講しました。この講座は、里海について話し合いながら学ぶ里海ゲーム「SATO-UMI・1000」(サトウミ・セン)を実際に体験しながら、理想の海について考えるきっかけとなることを目的として開催しました。講座の進行は、「里海ゲームを活用したファシリテーション講座」の修了生の井下氏と𠮷岡氏が務めました。
初めに、里海ゲーム「SATO-UMI・1000」についての説明がありました。まず、スタートプレイヤーは手札の中から「行動カード」か「チャレンジカード」を1枚選びます。「行動カード」の場合は、カードに書かれた内容について何人のプレイヤー(自分を除く)が当てはまるかを予想し、予想した数の数字カードを提示します。「チャレンジカード」の場合は、書かれた内容に自分が挑戦します。チャレンジを成功させ、制限時間内にポイントチップを多く集めた人がゲームのMVPとなります。カードに書かれている内容について受講者同士で対話しながら「理想の里海」や「身近な里海づくり」について学び合うゲームで、受講者はゲームの進め方を聞いた後、グループで簡単な自己紹介を行い、実際にゲームを体験しました。


この講座で「SATO-UMI・1000」を初めて知ったという受講者の方がほとんどで、始めはゲームの進め方について慎重な様子でしたが、プレイヤーが一巡する頃にはスムーズにゲームが進行していました。ゲームで使用するカードには、1000年先の理想の海についてが書かれた「海カード」や日常でついやりがちな失敗が書かれた「うっかりカード」もあり、カードに書かれた内容についてメンバーで対話を楽しんでいました。20分ほどゲームを楽しんだ後、ゲームの振り返りを行い、メンバーとの対話の中で印象に残っていることを話し合い、代表者が発表しました。「うっかりカード」に書かれた“エコバックを忘れてレジ袋を買ってしまった”という内容について、「レジ袋を使い回すなど有効活用し、気負わずに出来ることを続けていくことが大切」という意見がありました。


休憩後、席替えをして「SATO-UMI・1000」を再度プレイしました。メンバーが変わると新しい話題が次々と出てくるところが、このゲームの面白いポイントです。マイボトルやマイ箸の使用について、いつも持ち歩いて使用している受講者も多い中、よく洗わないと食中毒のリスクがあるという意見もあり、ゲームを通じて新たな気づきがありました。また、「チャレンジカード」には“瀬戸内海沿岸の府県名を5つ言う”など挑戦者自身の学びにもつながる要素もたくさん含まれていました。1回目同様にゲームを振り返り、「MSC認証(海のエコラベル)が貼られた水産物があることを初めて知った。これからは意識して見るようにしたい」という意見がありました。


ゲームの後、関心を持ったこと、取り組みたいことを用紙に記入し、一人ずつ発表しました。「参加者を広げていきたい」「飽きずに活動」「1日1回ごみを拾う!」等、受講者の意識や意欲も高まった様子でした。
最後に、参加者全員で記念撮影を行いました。講座終了後のアンケートでは、「いろいろな方と意見交換ができたり、考えを聞くことができたので勉強になった」「仲間作りができた」等の感想がありました。